その広さは、明るく見えるA~C環だけでも、面積にして約413億㎢。
地球の全表面積は5億1000万㎢なので、ざっとその80倍以上の広さの平面だ。
土星の輪にじゅうぶん近づけば、消失点が地球直径の数倍以上先という地平線、
モンゴルの大平原も、太平洋の大海原も消し飛んでしまうような、
究極の地平線が見えるのではないか?
そんなことを考えながら描いた、たぶん高校の頃のイラストが発掘された。
輪にあたる太陽光はきっととても少なく、暗いだろう。
なので、輪がこのように見えているような視野では、土星表面は明るすぎて白く飛んでいるはず。
ということを考えたような、考えていないような…。